自己紹介〜わぐみの由来〜
よくお客様から、わぐみってどう言う意味ですか?と聞かれる事があるのでわぐみの由来を書いておこうと思います。
伝説の宮大工と言われる、西岡常一の言葉に
塔組は木組み
木組は木のくせ組
木のくせ組は人を組め
人組は人のこころを組め
木のくせ組は工人たちのこころ組
工人たちのこころ組は匠長たちの思いやり
百工あれば百念あり、これをひとつに統ぶる
これ匠長の器量なり、百論ひとつに止まる これ正なり
とあります。
木にはもちろん、人にも『適材適所』が当てはまります。
それぞれの職人さんの性格や能力を知り
どこまで個々の成長を促せるか、
それぞれの考え方の違う職人さんたちが
それぞれ成長できる環境をどう作るか、
最終的には棟梁のこころにかかっています。
これは、人間関係でも職場、ビジネスにでも上に立つ立場の人間であれば
どんな時にでも当てはまると思います。
この言葉にとても心を打たれ、会社名をここからとりたいと考えました。
また、「未来の子供達に、日本の伝統を継承していきたい」
という気持ちを一文字で『和』を連想し、(半ば無理やりですが)
会社名を『わぐみ』と致しました。
『木組は人組心組み』
素晴らしい言葉ですね!
単に木の家がいいなぁ〜という気持ちだけでなく、木の家を造るには、沢山の職人さん、昔からの技術や伝統、人の和を絶妙に組み合わせて創り上げていく事で完成するのが木の家だと思います。
そういう物語があるから、木の家は難しいけど面白い。
木造、古民家、伝統工法は奥が深いですね!